皆様こんばんは。
ひっっっっっっっさしぶりの投稿になります。お待ちしてくれていた方々、申し訳ありません(;ω;)
実は令和になって初めての記事です。結局平成の次は「令和」でしたね(笑)。「文思」とか「知正」とか言ってた頃が懐かしい。まさか「和」という字が隔世でまた使われるなんて考えもしませんでしたよ。
さて、今日のテーマはタイトルの通りです。見方を変えれば世界が変わるって話です。
割と月並みなテーマのような気がしますが、今の自分とはまた別の視点を持つと言うことは人間関係における相互理解というだけでなく、新たなビジネスや資産形成の一助になるかもしれないと僕は思うんですよ。(話が飛躍しすぎてるかな?)
とは言え、僕も別に社会的にいわゆる「金持ちの成功している人間」ではありませんので、コラムの1つだと思って読んで頂ければ幸いです。
1.雨の音
前置きが長くなりました。この頃九州地方にはよく台風がやってきます。梅雨明けはしましたが、雨もよく降ります。出勤する際の雨って煩わしくて僕は好きじゃありません。
洗濯物も干せなくなるし、何かじめじめして汗かいちゃうし、傘持ってたら片手ふさがるし、できれば雨なんて降らないで欲しい。そう思う方も多いのではないでしょうか。
さて、ここで冒頭の視点を変えると言うことをやってみます。
仕事に行くときの雨は本当にうっとうしいです。では外出しないときの雨はどうでしょうか。
勿論、洗濯物を干せないのは痛手ですが、家でYoutubeを見たり、ドラマを見たり、本を読んだり、ゲームをしたりしている時の雨の音って案外心地良いと感じる方も少なくないと思います。実は雨音に内在する「1/fゆらぎ」という音のゆらぎが人体にリラックス効果を与えるという研究があるくらいなんです。
ではどうするか、雨の音を録音してイヤホンで聴けば、能動的にリラックス効果を得ることが出来るというわけですね。現にそれをオフィスへの提案としてビジネスにしている会社もあるくらいです。僕たちが煩わしい雨と思っている一方で、傘を差して雨音を録音し、それをビジネスへと昇華している方もいらっしゃるのかもしれませんね。
2.インドの神鳥ガルダ
ちょっとマニアックな話になりますが、皆様インド神話をご存知でしょうか?有名どころで言えば「シヴァ」「ヴィシュヌ」「ブラフマー」の最高神3柱でしょう。この内、ヴィシュヌ神の乗り物として活躍した「ガルダ」という鳥がいます。
↓一応こんなイメージらしい
(なんやこのオッサン…、というか何故こういう画にも乳首を付けたがるのか…)
ヒンドゥー教を多神教とするインドの人々からは最高神の乗り物でありながら、インドの方々にとって悪蛇・悪竜とされたナーガ族を捕食することから、聖鳥・神鳥として崇められています。
しかし、これがインドのお隣の国スリランカにおいては悪鳥という扱いになっているではありませんか。何故でしょう?これは両国のマジョリティを占める宗教観の対立にあります。
スリランカでガルダは「ラクシャサ」と言われ、これは仏教の「羅刹」と同一視されております。羅刹と言えば「夜叉」と共に毘沙門天に仕えていますが、元は人を食らう悪鬼でしたので信仰の対象でもありますが、忌むべき対象でもあるというわけです。
インド神話において、この羅刹というのが本拠地としていた(羅刹の王が住んでいた)のがランカ島という所でして、そこが現在のスリランカに当たるのです。ですので、羅刹=悪という簡単な図式ではなく、羅刹を悪と認識していたインド神話、そしてそれに属する神性・神獣をスリランカでは軒並み悪として捉えることに至ったわけです。
なんかよく知りもしないのにペラペラと書いてしまいました。つまりこのように立場や視点が変われば見える世界が変わってくるということです(暴論)。
余談ですが、僕はガルダという単語は小学生の頃見ていた『デジモンアドベンチャー』のキャラクターから知りました。近年のゲームやアニメにはどこかの地域の神話や伝承がモチーフとなっているキャラクターが沢山います。ですのでゲームやアニメ、漫画が学生にとって勉学以上に知識欲をそそるコンテンツである場合もあることがわかりますね。
3.「2・6・2」の法則(働きアリの法則)
最後に一番しっくりくる内容をお伝え致します。
皆様は2・6・2の法則、もとい2:8の法則をご存知ですか?
これはパレートという方が提言したことから「パレートの法則」とも言われており、この世の摂理を端的に表した法則です。この世の摂理と言っても怪しいものではなく、なんとなくスッと理解できるモノです。
例を挙げるなら…
・この世界の富の8割を、上位2割の人間が独占している。
・日本において、およそ2割の道路で8割方の渋滞が発生している。
このようなものです。
そして2・6・2の法則というのはこれまた別名「働きアリの法則」とも言われています。
働きアリというのは人間の目から見れば、せっせとエサを運び皆マジメで働き者という印象を受けると思います。しかしそんなアリたちもよくよく観察すると3種類のアリに分けることが出来るのです。
①食料の8割を調達するスーパーエリートアリ(2割)②残りの食料を調達する、たまにサボる普通のアリ(6割)③サボってばかりいるアリ(2割)
こんな様子で2:6:2に分かれるのだとか。そしてここから面白いのが、例えばスーパーエリートのアリたちだけで1つの社会を作ったとします。するとそこでも2:6:2に分かれるそうなんですよ。逆もしかりで、サボってばかりのアリたちだけで社会を作った場合も、これまたその中で2:6:2に分かれるんだとか。なんか面白いですよね。
これを「自然の摂理」と捉えて人間関係にも当てはめてみます。
すると、自分とは価値観や考え方が異なる人間というのが「必ず」2割存在しているということなんです。ですから「この人とは合わないなぁ」と思う人がいるのはごく自然なことです。それはもう別の種類の人間と置き換えても良いかもしれません。道ばたで犬に吠えられたこととかがあったとしても、別に「この犬と価値観が合わないなぁ」なんてことは無いと思います。それと一緒です。
以上、視点が変われば世界が変わるという話でした。
最初の2つに関しては中々聞き慣れないモノだったかもしれません。ただ、立場や視点が変わると違う世界が見えてくると言うのは本当によくある話です。
「平社員として頑張ってきた!出世して中間管理職になった!役員になった!でも待てよ、あの頃共に会社の愚痴を言っていた仲間達が、なんだか本当に思慮の浅い連中に思えてきたぞ。あぁイカンイカン。これでは一方的な見方しかしていないあの頃の自分と同じじゃないか」
みたいにね。
それでは今日はこの辺で。
【参考資料】
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