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民主主義が亡国を導く前に/民主主義とは何か①

投稿日:2021年10月26日 更新日:

It has been said that democracy is the worst form of government

except all the others that have been tried .

民主主義は最悪の政治形態と言える。ただし、これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが。

ー Winston Churchill (ウィンストン・チャーチル)

皆様こんばんは。

日本には様々な解決すべき諸問題があるかと思いますが、僕はその中で最もマズいものの1つに「民主主義の崩壊」があると考えています。


民主主義とは何か

「民主主義は悪手であるけれど、他のどの方法よりか幾分かマシ」という冒頭のチャーチルの言葉は言い得て妙ですね。

古代ギリシアの時代から連綿と続く民主主義について、今日皆様と一緒に考えたいのは「民主主義とは多数決のことなのか」というテーマです。

早速結論から言いますが、「民主主義=多数決ではありません」。

では何か、一概にコレというのは言いにくいのですが、あえて言うなら「民主主義とは前提を皆で共有した上での多数決である」と僕は考えます。(勿論本来の意味自体は「国民に主権がある」とかそういうものですが、実質的な意志決定のプロセスとして今回はこのように述べています)

「前提を皆で共有すること」これが一番大事なんです。

これが出来ないばっかりに近代の政治は少しずつ歯車が噛み合わなくなり、歪な社会構造を呈していると言えるでしょう。

というか寧ろ国会議員や官僚すらこれを理解していない、または悪意を持って利用しているからこそ、諸問題が生じてくるのだとすら僕は思います。


最も根深いお金の話

資本主義経済を生きる我々にとって否応なしに「お金」というものの優先順位が高くなってしまうのは仕方の無いことです。

そしてその根深さというのは個々人の価値観に多大な影響を与えます。

突然ですが、皆さんは「税金は国家の財源ではない」と聞いたらどう考えますか?

僕たちの所得や消費に応じて支払われる税金、それを国家がとりまとめて公共の事業に分配する。

確かに一見筋が通った考え方です。

でもね、これ「嘘」なんですよ。

確かに近代以前の歴史の中において、税金が公共事業に使用されていたのは事実でしょう。

また、現代でも地方自治体における税金は財源です。

昔と今で、または地方自治体と国との間で何が違うのか、それが「お金を刷ることのできる中央銀行(日本銀行)」の存在です。

まぁ本来はここで色々と説明したいところなのですが、僕よりはるかに能力も資格も経験も有しておられる方々が「税は財源ではない」ということについて論じておられますので、動画をご紹介します。(逃げ)

Youtube-税は財源じゃない?!「なら無税国家でOK?」←絶対ダメ!(室伏謙一×森井じゅん)

Youtube-令和3年度税制改正大綱の闇 簿記が暴く税金の真実(室伏謙一×森井じゅん)

「税は財源ではない」まずはそのことだけ抑えてもらえると幸いです。


 

前提を共有できない故に民主主義は亡国へ導く

動画見て頂けましたでしょうか。

税が財源でないことがわかって頂けたかと思います。

この「前提」さえ知っていれば様々な問題には解決の糸口があると思いませんか?

財源は税でないことがわかって、国債で賄えるということが理解できていれば、例えば此度ご結婚なさる皇族の方に対して「税金泥棒」や「血税を使うな」といったような批判は皆目見当違いであることに気づくはずです。いや、アンタの金じゃないんだが……。って話ですよ。

また批判だけで飽き足らず、税金の無駄だからとかいう身勝手かつ無知蒙昧な考えで皇室そのものの存続に疑義を投げかけるような輩が仮にいるのであれば、どう考えても論理が飛躍しすぎていて言語道断と言わざるを得ません。(木を見て森を見ずってやつですね)

僕自身、平成の教育で育ってきた人間ですし、個人的に皇室に対する特別な思い入れ等はありません。しかしながら、この日本という国を長らく存続させてきた中心に皇室があることを知っていれば、所詮「今だけ」「自分中心」の価値観しか知らない我々が、税金で「養ってやっている」という考え方のもと皇室の在り方そのものを批判することは傲岸不遜の極みであり、父祖や子々孫々に対して恥ずべき行いであることは明々白々でしょう。

「前提を共有できない」ばっかりに、大切なものを守ろうとする自身に酔った愚かな正義マンによって本当に大切なものが失われてしまう可能性があるとはなんとも皮肉であり、悲劇であり喜劇であると言えるでしょうね。

だからこそ僕はこれからも皆様と一緒に前提を共有していきたいと思っております。


余談

話の流れと全く関係ありませんが、トップ画像はロマン主義の画家・ドラクロワ作『民衆を導く自由の女神』です。

フランスの象徴であり、自由の象徴であるマリアンヌ(画像中央の丸出しの女性)が当時の国王シャルル10世を打倒すべく立ち上がった民衆を率いる「7月革命」が描かれています。(この作品が『1830年7月28日』という別の名前をもっていることからもそれがわかります。)

これにより絶対王政は打倒され、フランスはフランス革命以後更なる民主主義の道へと歩みを進めることになるのです。

マリアンヌは民衆を自由と民主主義へと導きましたが、僕たち一人一人が亡国へと民衆を導かないように、またそういう絵画になってしまわないようにしたいものですね。

『民衆を導く自由の女神』について更に知りたいという方は山田五郎さんのYoutube動画が面白いです↓

なぜ丸出し?「民衆を導く自由の女神」ドラクロワ【オトナが潤う教養】

なお全くの余談ですが、僕は北予備の寮で浪人生だった頃、あまりにもオカズがなさすぎてこの作品にお世話になった時期があります。以前書いたこともありましたが、この他ボッティチェリ作『プリマヴェーラ』『ヴィーナスの誕生』は当時の僕を支えてくれた三種の神器ならぬ「三種のチン器」でございました。

なお、更に全くの余談ですが、絵画つながりで言うとアングル作の『泉』は衝撃でした。いや、まぁ作品自体のシコリティもさることながら小学生時の僕の心を奪った遊戯王カード「水の踊り子」に構図がそっくりなんです。カードのデザイナーも色々と芸術作品をモチーフにしていたんだなぁとその時初めてわかり、二重に絶頂したのを覚えています。

と言うわけで先ほど申し上げた「三種のチン器」に『泉』を加えて四天王、いや「シコ天王」としてあがめ奉りたいと思います。

いや、なんか割と硬派な話だったのに最後の最後で久々に下ネタぶっ放してしまいました。こんな不埒なことを書いても許される表現の「自由」に感謝ですね。感謝しますよマリアンヌ。 (^з^)ー☆

それでは今日はこの辺で。

 

※追記

今回は書かなかったのですが、この次に何故「前提が共有できない」状態になるのかについて「民主主義とは何か②」というタイトルで書いていこうと思います。

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