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門松の由来

投稿日:2017年1月7日 更新日:

皆様こんにちは。

一昨日の記事にてご紹介した門松の話をしようかと思います。

門松と聞いた時、皆様は何を思い浮かべますか?

僕は「切り口が斜めの竹」を思い浮かべます。

おそらく同じ想像をされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

あれ?門なのに竹?

ふ~む。ではこの画像をご覧下さい。

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おお松!!

松ありますね!!というかこの画像は松竹梅とおめでたい植物が勢揃いです。

これら3種が何故おめでたいと言われるか、それは宋代の中国まで遡ります。(「宋」は日本では遣唐使でお馴染みの「唐」が滅亡し、五代十国時代と言われる戦乱期を抜けた後出来た王朝です)

松と竹は多くの花々がその顔を閉じる冬でも色褪せることが無く、また梅はその寒い中にこそその花を咲かせます。その姿に当時の中国の文人たちは「清廉潔白・節操」という理想を垣間見たのです。

必然的にこれらは芸術として描かれるようになり、言葉の壁を越えた「絵」は日本に伝わってきてお正月の象徴とも、おめでたいものの象徴ともなったのですね

すいません、ドヤ顔で語ってますが全部Wikipedia様に載っております。

ちなみに松というのは常磐木であり、年中葉が緑色ということで永遠の命を象徴しているのだとか。

そういう特徴と音が「待つ」と同じであることから、神様が宿るのを待つ植物であるとも、「祀る」という言葉に近いことからも縁起物として特別な扱いを受けているということなんですね。

要はおめでたい植物を組み合わせて、神様の依り代と言える「松」を名前の冠にすることで門松というのがうまれたというわけです。

参考:語源由来辞典様

今日は1月7日松の内でございましたので、門松について調べさせてもらいました。

ちなみにトップ画像の門松は僕が昨日福岡に出張で行った帰りに、高速道路の基山パーキングエリアのトイレの前にあったものです。

なかなか粋な計らいですね。

それでは今日はこの辺で。

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