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「責任を取る」とはどういうことか

投稿日:2020年6月3日 更新日:

皆様こんばんは。

突然ですが質問です。

「責任を取る」

この言葉ってどういう意味だと思いますか?

一旦スクロールをやめてお考えください。

さて、答えは出ましたか?

では僕の考える答えを申し上げます。

それは

「問題を解決すること」

でございます。


 

僕は社会人2年目くらいの頃に当時のクソ先輩にこう言われました。

「それ、お前責任とれんの?」

僕は思いました。

「これなんて返すのが正解なんや……」

まぁ今思い返してみると、というか当然の帰結として、

ぼく:「責任とれません(ってか責任取るってどういうことだよカス)」

カス先輩:「じゃあ本気でやれよ」

みたいな流れになったのは言うまでもありません。

その頃から、いえ、実を言うと学生の頃からずっと考えてきたんです。

「責任って何?」

という命題を。

なんかよく耳にする言葉の割にふわっとしてる概念のように思えるのは僕だけでしょうか。

でもそう感じるって僕がアホだからというだけじゃない気がするんですよ。


 

ということでもう1つ例を。

特に就活してる学生が直面するテーマだと思うんですが、

「社会人と学生の違いは何?」

こういう問いかけに対して答えはいくつかあると思います。そのうちのメジャーな回答の1つが

「責任の重さ」

とかよく言いますよね。

でも考えてみてください。

じゃあ学生でバイトの子は責任感を持って一生懸命バイトに取り組んでないと言えるんでしょうか?

勿論、バイトなんてお金を得るための1つのツールという考え方も出来ます。

時間通りに働いて与えられた仕事をこなし、時間通りに終わる。

これで賃金が発生します。

でも賃金が発生する以上、学生も社会人も関係無いですよね。プロなんですから。

同様に、学生でも責任感を持って一生懸命バイトに取り組んでいる子もいます。

と考えると、「学生の社会人の違いは責任の重さ」っていう答えは、個人的には「非常に曖昧な答え」と言わざるを得ません。


 

話を最初に戻します。

「責任を取る」というのは言い換えるならば「問題を解決すること」であると僕は述べました。

この線でいくと、「責任感がある」というのは「なんとかして問題の解決を目指す気持ちや姿勢があること」だと考えられます。

僕たちもプロとしてお金を貰う以上、責任感を持って職務を全うしたいところですね。


 

さて僕が今日このテーマを取り上げたのには理由があります。

単純に「責任を取る=辞職する」と勘違いしている人が大勢いると感じたからです。

大きな企業や政治家の不祥事があった際に、よく会見が開かれますよね。

その時に責任を取って辞職・辞任するという人が余りにも多い。

でもこれって問題の根本的な解決になっているのでしょうか?

いえ、結果的には辞職・辞任というのはケジメの付け方として正しいのかもしれません。

ただ、それは順序が逆なんです。

本来ならば、その不祥事や問題を解決するのが責任を果たすと言うことだと僕は思います。

ただ、あまりにも無能でバカでオッペケペーで、その人物に問題解決能力が無いと認められるから職や任を解かれるというだけで、寧ろただやめただけの人間ってのは個人としては何の責任も取っていないと考えて良いでしょう。

逆に責任を取ったのは、馬鹿で無能でオッペケペーの当該人物を辞めさせて、後任に全てをなすりつけた会社であると言えます。

つまり「責任を取る=辞職する」という誤った認識は、段階を踏んだ上記の論理をすっ飛ばして、不祥事発生→責任者が辞めるという「形式だけ」残ったものと考えることが出来るでしょう。

ええ、そうですよね、責任を取るってのは問題を解決することなんですよ。

決してワテクシには出来ませんでしたと言って「ただ辞める」ことではないんですよ、

政治家の皆さん^^

それでは今日はこの辺で。

 

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