皆様こんばんは。
「ジャパンポンポン」というワードをお聞きしたことがありますか?
僕も今日「笑ってこらえて」という番組の中で初めて聞きました。
実はこれ、シニアのチアリーディングチームの名前です。
チアリーダーと言ったら甲子園とかでよく見る、どう考えても夜のオカズにされる格好をしたうら若き少女たちの応援団というイメージが強いですよね。
ですがこの「ジャパンポンポン」、メンバーの方々の平均年齢はなんと「70歳」なのだとか。
「ファーッwwww」
と思い一瞬チャンネルを変えようとしたのですが、せっかくなので見てみることに。
するとなんとこのチーム、創立20年を超えているそうなのです。
当時のメンバーの平均年齢が60歳だったとのことなので多くのメンバーは残って踊りを練習しているようですね。初めは5人ほどしかいなかったメンバーも今では25人を超える大所帯になっていらっしゃいます。
創設者は「滝野 文恵さん」というお方、現在85歳近いお歳ながら、現役でステージに上がっていらっしゃいます。そんな滝野さんがチームを結成した背景にはお父様譲りの「猪突猛進」さがあってのことだと紹介されていました。(滝野さんのお父さんは会社員をやりながらその会社に内緒で貿易会社を設立し、一代で財を成しています)
若い頃から活発な方だったそうで、「馬に乗りたい!」という思いから関西学院大学へ進学され、その後留学も経験されています。日本に帰国後は翻訳のお仕事をされながら、大手企業の旦那様とご結婚なさったそうです。しかしながら旦那様には「女性は家を守るもの」という考えが根底にあり、滝野さんご自身のやりたいこととギャップがあったよう。(今から50年以上前のことなので現代と価値観が異なるのは自明のことです。一概に旦那様の理解が足りないと論じてしまうのはナンセンスです)
お子様を2人育てられた後、抑圧していた思いをお子様に後押しされる形で昇華させ、53歳の時に単身渡米、更には「老年学」という学問の分野において修士号を取得されるなどバイタリティあふれる経歴が語られています。
そんな滝野さんが番組の最後にお話しになっていたことがグッときました。
「何をするにしても遅すぎるということはない」
度々聞く言葉ではあります。しかし滝野さんの精神と、ご自身の好きなことを貫く姿勢、そしてそれを何年間も続けられた軌跡に裏打ちされた言葉だと考えると、言葉の深さが実感できるのではないでしょうか。
またテレビを見てて何より思ったのは、このような方々が増えてくれば日本は、そして世界はもっと明るく、楽しくなると思うのです。
まさに昨日ブログで50歳になる頃までに夢を叶えたいとか言っていましたが、50歳を過ぎても世のため、人のため、そして何より自分のためになることをやっていきたいと思った出来事でした。良き出会いに深謝を。
人の夢は終わらねぇ!!
※ちなみにこちらが滝野さん率いるジャパンポンポンの公式サイトです。チームメンバーの紹介や、活動履歴などここでお伝えできてないようなことも沢山載せておられます。
それでは今日はこの辺で。